日銀が?計上ミス?わざと間違えたんでしょ?
2018年7月23日に、日銀が投資信託の家計保有額を30兆円以上も過大計上ミスしていたことが発覚しました。
30兆ですよ!30兆!
日本の国家予算の約3分の1です!(日本の2018年度の国家予算は約98兆円)
今回は「投資信託30兆円計上ミスの影響は?NISAや確定拠出年金(DC)は?日銀が意図的か調査!」と題して調査しました。
日銀の投資信託30兆円計上ミスの影響は?NISAはどうなる?
投資信託:家計保有額、30兆円以上も誤計上 日銀がミス – 毎日新聞 https://t.co/Bx5fojGiBT
— ume_hiro (@tree_0104) July 24, 2018
個人の代表的投資商品である「投資信託」の家計保有額が、日銀の統計作成時の誤りで30兆円以上も過大計上されていたことが判明した。近年順調に増加しているとされてきた投信保有額が、実際は減っていたことになり、「貯蓄から投資」が進んでいると信じてきた証券業界に衝撃が広がっている。
過剰計上があったのは、金融機関や家計など各部門の資産や負債の推移などを示す「資金循環統計」。同統計では年1回調査方法を見直す改定を行っており、今年6月下旬発表分の改定値を算出する際に過剰計上が見つかった。2005年以降の数値をさかのぼって改定した結果、17年12月末の家計の投信保有額は、改定前の109兆1000億円から約33兆円少ない76兆4000億円まで激減。個人金融資産に占める投信の割合も、改定前は12年の3.8%から17年の5.8%まで上昇していたが、改定後は14年の4.6%をピークに低下し、17年は4.1%まで下落していたことが分かった。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180723-00000092-mai-bus_all
2018年7月24日、毎日新聞が日銀の投資信託家計保有額を30兆円も過大計上していた問題を報道しました。
なんでも、「資金循環統計」という統計の改定値を算定する際に発覚したとか。
世界第2位の資金総額を誇るといわれる「ゆうちょ銀行」が保有していた投資信託分を、家計保有額と誤って計上し結果的に投資信託の家計保有額が大幅に過大計上されています。
その額
30兆円以上\(◎o◎)/!
これは日本の国家予算の約3分の1に匹敵する額です。
日銀どんだけやねん!
この資金循環統計では投資信託の家計保有額を算出する際に、投資信託の総額から金融機関の保有する投資信託の保有額を差し引いて、残りを家計の投資信託保有額とします。
※個別家庭の投資信託保有額をいちいち聞いて回れませんからね。
この時、金融機関のゆうちょ銀行が本来保有している投資信託の外国債券分を、別個に設定してある外国債券として計上していたことが判明。
ですので、結果的に投資信託の家計保有額が増大されて公開されていたわけです。
しかし、その額が30兆円って。。。
日銀のチェック機能はどうなっているんでしょうか?
ではこの30兆円以上という過大計上ミスはどのような影響を私たちに与えるのでしょうか?
日銀の投資信託家計保有額30兆円が私たちに与える影響は?NISAや個人向け確定拠出年金(DC)はどうなる?
日銀30兆円計上ミスの影響①貯蓄から投資の政府政策(NISA等)の効果がわからなくなる
まず、アベノミクス政策の一部(NISA等)の評価が不正確になることです。
貯蓄から投資への成果として、投資信託の家計保有額が増加しているとして政府は大袖を振ってきたわけです
が、その根本理由である統計数値が減少するわけですから、そのアベノミクス政策の一つであるNISAなどの実績も信用を失います。
NISAとは小額投資非課税制度のこと。普通であれば株式や投資信託などの金融商品を購入し、利益確定で売却した場合には約20%の税金が課税されます。
このNISAは、NISA用の口座枠内で取引する新規投資額が毎年非課税となる制度。
これが、この貯蓄から投資への政策の一つで、非課税枠も毎年120万円に拡大(2018年7月現在)されていたわけです。
その政策評価の根本が狂い大幅に減少するわけですので、いずれは非課税枠の縮小などの影響が考えられます。
まぁ、今すぐにというわけではないですが、そういう可能性があるということです。
日銀30兆円計上ミスの影響②投資信託市場のさらなる縮小
今回のこの日銀投資信託家計保有額30兆円過大計上ミスですが、直接的に家計の投資信託市場の信用を失墜させました。
「みんながやっているのであれば」ということで、この投資信託を購入する家庭も多いことでしょう。
増加の一方と思っていた投資信託市場が、逆に市場規模は横ばいから減少に転ずるわけですので、中には解約する人も多くなると思います。
この日銀の投資信託家計保有額計上ミスの下方修正で縮小した投資信託市場が、リアルな解約などによってさらに縮小する可能性があります。
日銀30兆円計上ミスの影響②個人向け確定拠出型年金(DC)の市場が縮小される。
こちらも貯蓄から投資へのスローガンを基に展開されてきた金融商品。
税制優遇処置の充実、運用コスト安と投資信託商品利用等をメリットとして近年人気になったといわれます。
各金融機関も増加の一途の投資信託の派生商品として力を入れてきました。
今回の日銀の計上ミスでその根拠が下方修正されるわけですから、大変金融機関は売りにくくなると思います。
ですので、市場は縮小する影響がみられると考えられます。
投資信託30兆円計上ミス!日銀が家計保有額を意図的に間違えたのか?
しかし、この日銀の30兆円もの過大計上ミス。
本当に間違えただけでしょうか?
これだけいろいろと影響を及ぼすわけですから、間違えて謝るということでは許されません。
おそらく記者会見が開かれ弁明すると思われます。
また、記者からは意図的かなんて質問が飛び出すかも。
ですが、間違いが意図的かどうかはなんとも判断できません。
この日銀の家計保有額投資信託30兆円計上ミス。
国会会期が7月22日だったこともあり、タイミング的にも妙に勘ぐってしまいます。
意図的に間違えたどうだか追及する場がない。
このタイミングでの報道。
これらの状況から考えると、憶測を呼ぶのは間違いないでしょう。
投資信託30兆円計上ミスに対してのネット反応
途中で気づかないことが不思議だ。
確信犯と考えるのが自然かと。
うさんくさいニュースだと思う。
やるとしたらもっと金持ちでそんな人たちは
投資信託はやらないんじゃないかな?
もうインチキに慣れてきたのが怖いね
そもそも、経験者は上場投資信託以外手出さない
衝撃でも何でもない 笑
やはり、この日銀の30兆円にも上る計上ミスについては「信じられない」などの意見が目立ちます。
そのとおり、信じられませんし本当にうっかり間違えたんであれば、チェック機能が働いていない、脆弱だといわれてもしかたありません。
また、それから派生して意図的、わざとこの日銀の計上ミスを指摘する意見が目立ちます。
投資信託30兆円計上ミスの影響のNISAや確定拠出年金(DC)日銀が意図的かまとめ
今回は「投資信託30兆円計上ミスの影響は?NISAや確定拠出年金(DC)は?日銀が意図的か調査!」と題して調査しました。
この日銀の投資信託30兆円計上ミス。
金融商品のNISAや個人向け確定拠出年金(DC)への影響は避けられないと思います。
また、日銀が意図的に間違えたかどうかは正直わかりません。
官僚の中での話ですからね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。