AYA世代って?私は恥ずかしくも今日初めて知った言葉です。がんに関しての世代区分のようですが、読み方や意味すら分かりませんでした。ですので、今回はこのAYA世代の正しい読み方や略された単語の意味、そしてがんになると何が問題なのかを調査したいと思います!

AYA世代とは?

女性とハートの画像

 国立がん研究センター(東京都中央区)は30日、15~39歳の「AYA世代」と呼ばれる若年層で発症しやすいがんの種類の年代別分析をまとめ、同センターのウェブサイト「がん情報サービス」で公表した。

20代は卵巣がんや精巣がんが多く、30代では乳がんがトップだった。14歳以下の小児や中高年に比べ、治療体制や支援が不十分とされるこの世代のがんの罹患(りかん)状況がまとまったのは初めて。

引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180530-00000001-mai-soci

最近一気に話題となったAYA世代。私はこの言葉を見たときは、「あやや(松浦亜弥)の世代の人?」と勘違いしてました。しかし、ちゃんとした医学用語なんだとか。あやや復帰すんの?なんて考えた私が恥ずかしい。。。。

そして、同時に「ほんとにAYAは「あや」と読むのか?と不安になりましたので、真相を確かめたいと思います(笑)

AYA世代の読み方

これはそのまま「あや」世代と読んでいいようです。なんとまぁ呼びやすくネーミングしてくれたことに感謝ですね^^

同じ記事内では、AYA世代は「Adolescent and Young Adult(思春期・若年成人)」の略。とされています。

あまり聞きなれない単語もあるため、こちらもも調査しました。

AYA世代の意味

Adolescentはカタカナで発音すると「 アダァレェスントゥ」と読みます。和訳では「若者」、「思春期の」、「青臭い」と訳されます。

Young Adultはカタカナで発音すると「ヤング アダルト」ですね。これは若い成人という意味です。

年齢層が低めの世代のがん発生の現状は、発生率が低いため小児や中高年でのがん治療環境が整っていないといわれています。

え?そんなに発生確率が低いんなら、問題にならないんじゃないの?と思われたあなた!実はその影響は甚大なものであると今回調査してわかりました。

AYA世代の抱える問題とは?

病気に悩む女性画像

2018年5月30日の国立がん研究センターからの報告では、AYA世代のがんは中高年層と違い、20代では卵巣がんや精巣がん、30代では乳がんがトップでした。

しかし、この記事を読んでいて一つ疑問に思うことがあります。治療体制や支援が不十分という問題ですが、AYA世代と区切るほどまで重要な問題なのでしょうか?

今回の国立がん研究センターでは、一定の基準を満たした27府県のがん罹患(りかん)患者のデータを分析。1年間の人口10万人あたりのがん診断受けた人数(罹患率)も公開しています。

【世代別人口10万人あたりの罹患率(カッコ内は罹患率を全人口数に当てはめた罹患者人数)】

15~19歳・・・・・・14.2人(約900人)

20代・・・・・・・・・31.1人(約4200人)

30代・・・・・・・・・91.9人(約16000人)

参考元:https://www.asahi.com/articles/ASL5T6GF1L5TULBJ01D.html

AYA世代のうち、毎年約2.1万人(男女含む)の方が「がん」と診断されています。2018年5月1日現在でAYA世代の人口は3327万人ですので、発生率としては0.063%となるでしょうか?

現代は2人に1人はがんと診断されるといわれているので、たしかにそれからみると低いかもしれません。しかし、問題の本質は「AYA世代が持っている特質」にあります。

AYA世代のがん罹患問題の本質

「AYA世代」は、これから就学、就職、恋愛、結婚、出産など人生で重要なイベントが集中しています。この少子高齢化社会の中で重要な役割を担っている世代です。

そのため、がんと診断されその治療や療養などのに付随して、面で小児や中高年層とは違った様々な社会的問題にさらされる状態となるということになります。

しかし、発生率が低い(診断数が少ない)と理由から、診療機関のAYA世代がん患者の支援に関する知識・経験のふそっくにより、ごく最近まで十分な支援や治療体制が整備されていなかったという状態でした。

また、上でも書いた通り多くのライフイベントを持つAYA世代特有の悩みやニーズが多岐にわたり、もはや診療機関だけでは対応できない。のが現状です。

ですので、今回の国立がん研究センターの報告を受けて、情報・相談窓口の拠点化、情報ネットワークの構築、社会復帰や生活支援環境の整備等、これまで行ってこなかった「AYA世代のがん患者支援環境」を作っていく基盤が出来上がってくるということになります。

まとめ

今回は「AYA世代とは?読み方や意味がんになると何が問題かを解説!」と題して調査しました。

このAYA世代のがん治療環境について、本当に真剣に考えなければなりません。これから日本を背負っていく人たちの世代ですからね。この少子化の中、貴重な人材を病気で失ってはならないという危機感から支援策の検討が始められています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。