新潟県阿賀野市の牛頭連山で行方不明になっていた親子が、コクラ沢にて遺体で発見されました。沢というとそんなに危険なところに感じませんが、どういったところだったのでしょうか?親子の五頭連山での遭難経緯も含めて調査したいと思います。
不明親子が発見されたコクラ沢とは?
新潟:不明の親子が遺体で見つかったと思われるエリア。単独(子連れ)では厳しいなぁ…
32 五頭山コクラ沢(2012年08月05日):甘納豆の山あるき https://t.co/tiaQJTbV5U
— yukichin_ngt@実況民 (@takap85765091) May 29, 2018
県警阿賀野署によると、遭難したとみられるのは新潟市北区の会社員渋谷甲哉さん(37)と、長男で小学1年の空くん(6)。
目撃情報などから、松平山(954メートル)に向かったとみて、この登山道を中心に捜索を続けてきた。
県警航空隊のヘリコプターが29日、松平山の南西にある「コクラ沢」の周辺で倒れている2人を発見し、同日午後2時35分ごろに収容した。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180529-00000043-asahi-soci
なんとも痛ましい事件です。楽しいはずの夏山登山が一転して不幸の結果を招くとは・・・
毎年ですが山の事故が絶えません。規模は違いますがこちらの記事でも山での少しの判断が、大きな事故や犠牲を出してしまいます。
今回行方不明になった親子は、2018年5月5日のGWに五頭連山の松平山に向かいました。そして道に迷いその日は野営すると家族に電話します。6日の朝にも連絡家族に連絡をしましたが、その後消息が絶えます。
そして本日コクラ沢というところで遺体で発見されました。しかし、沢というとそんなに危ないところではないのでは?と素人は思ってしまいますが、このコクラ沢とはそういったところなのでしょうか?
コクラ沢はアスレチックスポットとしても有名
不明の親子か、五頭連山で2人の遺体発見 新潟・阿賀野(朝日新聞)https://t.co/2uajEgu3SS
「『コクラ沢』の周辺で倒れている2人を発見」…コクラ沢とはこの沢だそうです。うちにも同じくらいの子どもがおり他人事に思えない感じもして悲しい。地理院地図に赤描き込み pic.twitter.com/IOz516zf9l
— 上川瀬名 (@Yokohama_Geo) May 29, 2018
私は沢と聞いて大きな勘違いをしていました。何となくですが、登山で遭難したら沢を見つければ生きながらえると思い込んでいたからです。でも、このコクラ沢は軽装でイケるようなところではなく、急流もあるかなり危険なところでした。
【コクラ沢動画】
コクラ沢は急流や崖があり、何も知らずに歩いていると滑落する可能性もあります。また、足元は苔や大きな石で歩きずらく、小学生の子どもを連れてはなかなか前に進めないことも考えられます。
5月は山に緑が増え、ヘリコプターなどで上空から探しても見つかりにくくなります。そういった悪条件が重なり今回の痛ましい結果となってしまったと感じてしまいます。
新潟県五頭連山で遭難した経緯
不明親子が遭難した経緯はこちらの画像を見ていただくと、ご理解いただけると思います。
そう、非常に軽装です。夏山で起こる事故は「その夏山だから」という考えが引き起こすのだそうです。
この五頭連山の松平山でも当時はまだ多いところで1.5mの積雪があったといわれています。その山道をこの軽装であるいていき遭難したとすれば、やはり考えられるのは低体温症と思われます。
夏なのに?と思われるかもしれませんが、夏山の夜は非常に冷えるといわれています。そのため、まだ積雪もあったのでしょう。
不明親子は一夜野営しますが、もしかしたら低体温症まで行かなくても何らかの体調不良があったのかもしれません。そして、注意が散漫になりコクラ沢で滑落や川に流された可能性があります。体が濡れたら、それこそ低体温症になる可能性が高まります。
画像がモデルでなく本当の不明親子だったとすれば、食料もなかったことでしょう。そんな状態を考えると、他人ながら本当にやるせない気持ちになってしまします。。。。
この悲報を聞いた世間の声
残念な結末ですが、おじいさまのお気持ちを考えるとやっと帰ってきて安心したことでしょう。
続報がなかったので捜索打ち切りかと思ってましてが、諦めずに捜索なさっていたんですね。
本当にご苦労様でした。
二人のうち、どちらが先に亡くなったか分かりませんが、どちらかが亡くなり一人で山の中で過ごすのも寂しかったでしょう。
ゆっくり休んでください…
悲しいです。
悲しい結果になってとても残念です
一緒にいたのでしょうか。
辛い。家族が一番辛いと思いますが。
お父さんと楽しい登山のはずだったのに。
楽しい時間から急に突き落とされた男の子、
守ってあげられなかったお父さん、
気持ち考えるとつらい。
でも遺族のため、御遺体が見つかってよかった。
捜索を続けてくれた皆さん、お疲れ様でした。
奇跡を信じて待ち続けていたご家族のことを思うと胸が締め付けられる思いです。
天国でどうか安らかに。
ご冥福をお祈りいたします。
無念だっただろう。
ご冥福をお祈りします。
やはり皆さんも、気になっていたんですね。
中には山の怖さを知ったと書かれている人もいます。そして、ご家族の心情を思う人がほとんどです。
GWでの親子旅行という本来なら楽しい時間。その中で消息不明となり、残念な結果を迎えてしまった今回の事故。その安否が確認されてず、どんなにご家族の方が心労を重ねたか。
やはりご家族の無念を考えるとなんとも残念でなりません。
上でもご紹介しましたが、本当に山というものは気をつけねばならないなという事故が多発しています。
こちらの記事は世界最高峰の山エベレストでのことですが、一瞬の判断の間違いが容赦なく人間を襲います。
津波や地震を含め、やはり人間がどんなに自然を征服したと思っても、やはり人間は地球に生きる動物の1種でしかないんだな。と考えさせられてしまいます。
まとめ
今回は「新潟不明親子が発見されたコクラ沢とは?五頭連山での遭難経緯は?」と題して調査しました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。