今年(2018)は本当に台風が多いです。
8月は先日台風20号が発生して発生件数は8となりました。
今回は「今年(2018)台風が多い理由は?19号と20号が合体するとどうなる?」と題して調査しました。
今年(2018)台風が多い理由
【台風情報】19日(日)3時現在、強い台風19号(ソーリック)は小笠原近海を、台風20号(シマロン)はトラック諸島近海を、ともに西北西に進んでいます。今週はこれら2つの台風が日本列島へ接近する予想です。荒れた天気に警戒が必要です。 #台風 #台風19号 #台風20号 https://t.co/jWsazQwUB3 pic.twitter.com/fuO2IAeyJB
— ウェザーニュース (@wni_jp) August 18, 2018
今年はなんでこんなに台風が発生するんでしょうか?
それを知るためにはまず、台風とはなんぞや?ということについて考えたいと思います。
まず、台風と呼ばれるものは「熱帯低気圧」の一つです。
その熱帯低気圧のうち
- 北西太平洋(赤道より北で東経180度より西の領域)または南シナ海に存在
- 最大風速が17.2m/s(34ノット、風力8)以上
のものが「台風」と呼ばれます。(気象庁より)
台風のでき方と今年の台風の多さの理由
台風のでき方は気象庁で次のように説明されています。
台風は暖かい海面から供給された水蒸気が凝結して雲粒になるときに放出される熱をエネルギーとして発達します。
しかし、移動する際に海面や地上との摩擦により絶えずエネルギーを失っており、仮にエネルギーの供給がなくなれば2~3日で消滅してしまいます。
また、日本付近に接近すると上空に寒気が流れ込むようになり、次第に台風本来の性質を失って「温帯低気圧」に変わります。
あるいは、熱エネルギーの供給が少なくなり衰えて「熱帯低気圧」に変わることもあります。上陸した台風が急速に衰えるのは水蒸気の供給が絶たれ、さらに陸地の摩擦によりエネルギーが失われるからです。
引用元:https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/typhoon/1-1.html
凝結するときに熱エネルギーを放出するなんてわかりませんでしたね^^;
なので、逆に海面からの熱エネルギーを持った水蒸気が多く供給されるほど台風は多く発生し、その威力も強くなります。
つまりは、
南シナ海などの海水温度が高い
ことが、今年の台風の多発を生んでいるということです。
台風は海面温度が26度以上であると発生するといわれています。
では、その海面温度はなんどとなっているのか?
こちらの画像をご覧ください。
これを見ると発生個所は28度以上となっており、周りの海面温度も広範囲で発生条件の一つである26度を超えています。
この海面温度の高温が収まらない限り、台風が発生する可能性はあるということです。
台風19号と台風20号が合体するとどうなるのか調査!
現在日本に近づいている台風19号と、先日発生した台風20号は同じようなルートをたどっています。
このまま台風20号が台風19号に追いついたら、合体してすんごい台風になんじゃない?なんてちょっとビビっちゃいました」^^;
でも過去には実際に先に発生した台風が後に発生した台風に追いつかれた時があります。
台風が合体?強力な台風に?
時は2013年。
今回の台風19号と20号のように、同じルートをたどった台風がありました。
台風27号と台風28号です。
この時も台風が合体するのでは?と話題になりました。
しかし、結論をいうと
台風は合体はしない
ということです。
結局はエネルギーのぶつかり合いとなるため、勢力が大きい台風が弱い台風を取り込むことはあるようですが、それにより勢力が強まることはないんです。
また、こういった台風の同時発生による台風の動きには「藤原効果というものが働き6パターンに分けられるとのことです。
台風の動きのパターン(藤原効果)
1.相寄り型
2つの台風の勢力が極端に異なる場合、弱い方の台風が強い方に巻き込まれて急速に衰えて1つになるパターン。
2.指向型
一方の台風の循環流と指向流が重なって、もう一方の台風が流されるパターン。
3.追従型
東西に並んだ2つの台風のうち、一方が先に進み、もう一方がその後を追うパターン。
4.時間待ち型
東西に並んだ2つの台風のうち、東側の台風が発達しながら北西進し、北に行くのを待ってもう一方が北上するパターン。
5.同行型
2つの台風が並列して進むパターン。
6.離反型
東西に並んだ2つの台風のうち、東側の台風が加速しながら北東進し、もう一方が減速しながら西進するパターン。
以上引用元:https://matome.naver.jp/odai/2138234340289921001
合体して強力にならないまでも、台風は消えないわけですから、被害は広範囲に及びそうです。
特に5の同行型なんて二つ並行して進むんですから、ある意味合体といってもいいのでは^^;
むしろ、1番の相寄り型のほうが一つ台風が消えるのでありがたいです。。。
今年(2018)台風が多い理由まとめ
今回は「今年(2018)台風が多い理由は?19号と20号が合体するとどうなる?」と題して調査しました。
もうこれだけ台風が発生すると、もううんざりなのではないでしょうか?
飛行機や新幹線、フェリーなどでの移動を考えていた方は、直撃以外でも影響がでるので、毎日頭を悩ませていることでしょう。
でも、台風はまだまだできるような予感。
まずは海水温が低くなることを祈りたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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