2018年5月21日登山家の栗城史多さんが帰らぬ人となったというニュースが入ってきました。

指を9本も失っても再生を試み画像も公開していた栗城史多さん。今回はその切断原因も含めて解説したいと思います。

栗城史多さんの指の切断原因

栗城史多さんは何度もエベレストに挑戦しています。その度に強風などの不運に阻まれ、登頂を断念。下山の栗城とも言われていました。

その中で今度こそと8度目のエベレスト単独登頂に挑んだわけですが、残念ながら帰らぬ人となってしましました。

しかし、栗城史多さんは過去の登頂で手の指を9本も失いながら、その再生を試み多くの勇気を人々に与えたことでも有名です。9本もの指を失った理由はなんだったのでしょうか?

指を失った原因:穴あき手袋を使用していたから

⇒栗城史多穴あき手袋画像

栗城史多さんが指を失ったのは「スマホを操作するために穴あき手袋を使用していたから」。

外気に素肌を露出すると、当然凍傷の危険性は高まります。また、指は体の末端となるため血管が細く凍傷を起こしやすいのです。

これについては何度も高難度の山を制した栗城史多さんの心のゆるみだったのかもしれません。一般世間でも、冬の時期は手や足の指がしもやけになりやすいんのは常識です。それをマイナス30~40度にもなる高地で行うのですから、これは怠慢と言わざる負えないのではないでしょうか?

 

指切断の原因となる「凍傷」を詳しく解説

どんな病気?

 寒冷による凍結によって起こる皮膚や皮下組織の障害で、その障害の程度は寒冷の強さや作用時間によって異なります。

 血液の凝固あるいは血管の収縮・閉塞なども関係すると考えられています。冷たい金属との接触では部分的な凍傷を起こすこともあります。

引用元:https://katei-igaku.jp/dictionary/detail/240540000.html

要するに凍傷は著しい温度低下によって血の巡りが悪くなり、血液が固まる。そして、酸素や栄養、老廃物の運搬がうまくいかなくなり細胞が壊死(えし)してしまう病気です。

症状

 受傷直後は、皮膚は白い蝋のような色調となり、皮膚は硬くなります。患部を暖めると発赤や痛みが現れます。軽い場合はそのまま軽快しますが、多くの場合は水疱、びらん、潰瘍などがみられます。

 重症度によって4段階に分けられ、1度では発赤と浮腫(むくみ)、2度では発赤と浮腫、水疱、びらん、3度では壊死、4度では四肢の先端の脱落がみられます。

引用元:https://katei-igaku.jp/dictionary/detail/240540000.html

一般のしもやけとは異なり、指先などが白くなり固まります。血の巡りがなくなるためですね。温めると赤みを帯びて痛みもでますが、それは感覚が正常に戻っている証拠です。

治療方法

 できるだけ早く、40〜42℃程度のお湯で患部を暖める必要があります。

壊死が起これば、除去手術や四肢の切断の必要がある場合もあります。

引用元:https://katei-igaku.jp/dictionary/detail/240540000.html

とにかく体温よりちょっと高い(お風呂程度)の温度で温めること。お湯のマッサージなども行いながらとにかく血流を回復することです。引用にもある通り、壊死が起これば栗城史多さんのように切断ともなってしまいます。

栗城史多さんは凍傷となった際、にこの治療ができなかったのでしょう。怠ったというよりは、できなかったという表現が正しいとおもいます。

エベレストなどの登山は必要な分以外の物資は持つ余裕がありません。余分にお湯を沸かすガスを消費することもできず、応急処置ができなかったものと思われます。

 

栗城史多さんの指再生方法と画像

栗城史多さんは残念ながら、処置が間に合わず指切断の必要がありました。ですが、栗城史多さんは当初指の切断を拒否。自分で指の再生方法の情報をかき集め実践していきます。そして、栗城史多さんはその様子を画像として公開しています。

凍傷直後の栗城史多さん画像

栗城史多さんはまずは指の蘇生方法を試しました。

⇒栗城史多さん指再生画像①

高濃度炭酸・薬草を用い薬湯・幹細胞再生治療。いろいろためしましたが効果は上がらなかったようです。

その後もウクライナやアメリカの夢の再生治療「細胞外マトリクス治療」を行います。

その結果も指再生はかなわず、最終的には指9本を切断するに至りました。

まとめ

今回は「栗城史多の指再生画像は?切断原因を詳しく解説!」と題して調査しました。

指を9本も切断したのにも関わらず、世界最高峰のエベレストへ単独登頂を挑んだ栗城史多さんに敬意を表します。そして、自然の厳しさと準備の大切さをまざまざと感じたニュースでした。

栗城史多さんのご冥福をお祈りいたします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。