2018年7月6日、オウム真理教で数々の宗教テロ事件とも入れる事件を起こした麻原彰晃(松本智津夫)死刑囚の死刑が、上川陽子法務大臣によって執行されました。

この死刑執行によってまた新たな不安が被害者の皆さんに起きているようです。

また、オウム真理教を前身とした宗教組織もあります。

今回は「オウム真理教関係組織はなに?麻原彰晃(松本智津夫)死刑による報復はある?」と題して、このオウム真理教関連組織が報復に動き出す可能性を調査したいと思います。

オウム真理教関係組織はなに?

2018年7月6日に、上川陽子法務大臣によってオウム真理教関連事件の死刑囚たちの死刑が執行されました。

今回死刑になったのは麻原彰晃(松本智津夫)、早川紀代秀、中川智正、井上嘉浩、土谷正実、新実智光、遠藤誠一の7人の死刑囚となっております。

やはりその中でも、元教祖の麻原彰晃(松本智津夫)死刑囚の死刑執行については非常に注目されていました。

麻原彰晃(松本智津夫)死刑囚の死によって生まれた不安

あれだけの残虐で大規模の事件を指示した麻原彰晃(松本智津夫)死刑囚。

その影響力はすでに解体されたオウム真理教にはないといえない状態です。

オウム真理教には後継となる組織がいくつかあり、いまだ麻原彰晃(松本智津夫)死刑囚の影響力が完全にないと言い切れません。

まずは、そのオウム真理教関係組織についてごしょうかいします。

オウム真理教関係組織①Aleph(アレフ)

Aleph(アレフ)は2000年に、元オウム真理教幹部であった上祐史浩(じょうゆ ふみひろ)氏が興した宗教団体です。

直接的なオウム真理教の後継宗教団体で、被害者への賠償に関しても責任を負っていますが、その支払いは正確に行われていません。

サリン事件の記憶があまりない若年層を勧誘しており、公安調査庁にマークされて今増す。

オウム真理教関係組織②ひかりの輪

2007年にAleph(アレフ)から上祐派と呼ばれる信者たちが脱会し設立した宗教団体です。

ひかりの輪の信者たちは麻原彰晃(松本智津夫)死刑囚の教えは踏襲していないといっていますが、その修行活動が麻原彰晃(松本智津夫)死刑囚が行っていた修行に似ていることから、公安調査庁にマークされています。

オウム真理教関係組織③山田らの集団(金沢道場)

この山田らの集団もオウム真理教の後継宗教団体Aleph(アレフ)から分裂したオウム真理教の関係組織。

元Aleph(アレフ)のかなざわ支部であった山田らの集団は、元オウム真理教の信者山田美佐子氏を代表としています。

正確な団体名は明らかにされていません。

(追記)

2018年7月6日の立ち入り検査の報道で、「金沢道場」称されていることが判明しました。

アレフとは意見の対立により分裂したといわれています。

そしてこの山田らの集団についても公安調査庁は、オウム真理教の教えを広める目的を持っていると警戒を強めています。

麻原彰晃(松本智津夫)死刑囚への信仰を徹底しており、2,018年3月には、麻原生誕祭を行っている組織です。

オウム真理教関係組織④ケロヨンクラブ

このオウム真理教関係組織ケロヨンクラブは麻原彰晃(松本智津夫)死刑囚の息子を新教祖とした組織です。

代表はオウム真理教の元信者北澤優子氏が務めており、オウム真理教から分裂しました。

名称の由来はこのケロヨンクラブの信者が「原点に帰る」という目的の象徴としてカエルのマスコットを持っていることからきています。

オウム真理教からの分裂ということで、上のオウム真理教関係組織とはまた違った、オウム真理教の影響を濃く受けている組織といえます。

麻原彰晃(松本智津夫)死刑後の動きについて

上記のオウム真理教関係組織について、麻原彰晃(松本智津夫)死刑囚をきっかけとして、公安調査庁による立ち入り検査が次々と行われています。

【オウム真理教関係組織Aleph(アレフ)への立入検査記事】

オウム真理教の麻原彰晃死刑囚(63)=本名・松本智津夫=らの死刑が執行された6日、横浜市神奈川区の「アレフ」施設では、公安調査庁による立ち入り調査が行われ、大勢の報道陣が詰めかけた。

 立ち入り検査は午前11時55分に開始。公安調査庁の職員8人が入り、施設外でも複数人が待機していた。また、県警の警察官6、7人が警備に当たり、現場周辺はものものしい雰囲気に包まれた。立ち入りは午後2時5分まで行われた。

引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180706-00000570-san-soci

 

【オウム真理教関係組織山田らの集団(金沢道場)への立入検査記事】

オウム真理教の一連の事件を首謀した松本智津夫死刑囚(63)らの刑が執行されたことを受け、公安調査庁職員は6日午前、立ち入り検査のため金沢市昌永町にあるオウム後継団体の「金沢道場」を訪れた。「早くドアを開けなさい」。石川県警の警察官約20人が警備する中、公安庁の職員はドアを強くたたき、玄関前で拡声器を使って立ち入り検査することを伝えたが、建物内からの反応はなく、付近住民は不安そうに様子を見守った。

 オウム真理教は「アレフ」(信者約1450人)、元幹部上祐史浩代表(55)が設立した「ひかりの輪」(同150人)、アレフから分裂した50人ほどの集団に分かれ、活動を続けている。

引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180706-00621897-hokkoku-l17

【オウム真理教関係組織ひかりの輪への立入検査記事】

オウム真理教の後継団体「アレフ」から分派した「ひかりの輪」が本部を置く世田谷区南烏山のマンションには6日午後14時前、公安調査庁の調査官ら5人が立ち入り検査に入った。

 関係者によると、検査はひかりの輪が入居するマンションの数部屋を対象に実施。麻原彰晃(しょうこう)死刑囚(63)=本名・松本智津夫(ちづお)=の教義が残っているかどうかなど、団体の現在の活動実態を確認するという。

引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180706-00000558-san-soci

なお、ケロヨンクラブへの立ち入り検査についての記事は見つけられませんでした。

オウム真理教関係組織による報復はある?

これについては正直

わからない

としか言いようがありません。

ですが、上に書いた通り公安調査庁当局は、

警戒を怠っていない

状態です。

いずれの関係組織もその実態がつかめていないのが現状で、これからも公安調査庁によって観察対象とされていくでしょう。

しかし、一つ言えることはオウム真理教時代のような大規模な薬物製造設備などは持ち合わせていないようです。

ですが、警戒していくことは重要なことだと私は思います。

 

オウム真理教関係組織と麻原彰晃(松本智津夫)死刑による報復まとめ

今回は「オウム真理教関係組織はなに?麻原彰晃(松本智津夫)死刑による報復はある?」と題して調査しました。

このオウム真理教による凶悪な数々の犯罪は、地下鉄サリン事件が起きる前は、個々の事件として取り扱われていたようです。

そう、そしてこういった事件はいつどこで起きるかわかりません。

気を付けようにも、気を付けられないでしょう。

ですが、私たちももっと日ごろから警戒心というものをもって生活しなければならない時代に突入しているのかもしれませんね。

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