西日本豪雨で新たな被害が!

2018年7月に大きな被害をもたらした西日本豪雨。いまも苦しむ被災地の方にはなんと声をかけていいかわかりません。

被害の大きい中国地方ですが、西日本豪雨の影響は長崎県諫早湾にも到達し特産品化をめざし育てていたタイラギ貝を全滅させました。

今回は「諫早湾のタイラギってどんな貝?西日本豪雨で全滅した被害総額を調査!」と題して調査します。

西日本豪雨で全滅した諫早湾のタイラギってどんな貝?

西日本豪雨は中国地方に直接的な被害をもたらしただけでなく、九州長崎県の諫早湾にも影響をもたらしました。

諫早湾では特産品としてタイラギ(別名タイラガイ)を養殖していましたが、そのほぼすべてが死んでしまったのです。

原因は西日本豪雨による大量の淡水が海に流れ込んだため。

生態系すら変えてしまう、西日本豪雨の猛威がわかってしまう現象です。

諫早湾のタイラギ貝ってどんな貝?

タイラギ貝と聞いてその姿を思い浮かべられる人はそんなにいないんではないでしょうか?

思い浮かべられても、料理した後の姿とか。

なのでタイラギ貝がどんな貝なのか調査しました。

⇒諫早湾で全滅したタイラギ貝はこんな貝画像

 

雌雄異体。
生殖腺の色(クリーム色-雄、赤-雌)。
産卵期は7月〜8月。
1年で10センチ以上、6年で30センチ前後になる。
水深10メートル前後の砂泥地にとがった方を突き刺すように生息。
無数の糸を放出して泥に碇を打ってとどまっている。
大きい貝柱は、前後に2つある後方のものが中央に移動して大きくなったもの。とんがった部分に小さい前方にある貝柱がちゃんと残っている。

引用元:https://www.zukan-bouz.com/syu/%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%82%AE

こういう貝なんですね。

別名はタイラガイともいうそうで、やはり平らな形をしています。

主に貝柱を食べる二枚貝です。ビラと呼ばれるえらのような部分も食べられるようです。

⇒タイラギのお刺身画像

 

諫早湾のタイラギ貝の被害総額を予想!

今回のこの西日本豪雨の淡水流入で、諫早湾のタイラギがほぼ全滅しました。

その数約3000個。

この被害総額はいくらなのでしょうか?

タイラギ貝は市場で400~600円で買取りされているそうです。

ですので単純にかけると

1,200,000~1,800,000円

です

しかし、楽天通販などで調べると1個800gが1,900円くらいで売られています。

そうなると末端では

5,700,000円

もの被害が出たことになります。

大変高価な貝なんですね。

しかも、この諫早湾のタイラギ貝は、2015年から地元の特産品化を目指し、母貝として大勢の方が育ててきた貝たちです。

そういった思いを聞いてしまうと、被害総額以上の打撃を生産者さんたちに与えたと感じます。

諫早湾のタイラギ貝全滅についてのネットの反応

いろいろな者が失われていく。

その通りですね。

それと同時にこの西日本豪雨を含めた、自然の恐るべき力を感じてしまいます。

このタイラギ貝は相当おいしいようで、貝柱もホタテ貝より肉厚で大きいんだとか。

なんとも、これから特産品として諫早湾を盛り上げていこうという生産者さんたちの心意気を、根こそぎ持って行ってしまったような仕打ちです。

まとめ

今回は「諫早湾のタイラギってどんな貝?西日本豪雨で全滅した被害総額を調査!」と題して調査しました。

被害額は人によってそんなでもないと思う方もいるかもしれないですが、あくまでこれが母貝であったというところがポイントだとおもいます。

何年もかけて増やしてきた大切な特産品の種を、この西日本豪雨は奪っていきました。

生産者さんたちの気持ちを思うと、とてもやるせない感じがします。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。