鎌倉の由比ヶ浜の海岸でシロナガスクジラが打ち揚げられたと話題です。
日本の海岸でシロナガスクジラが打ち揚げられたのは初。
シロナガスクジラは赤ちゃんだったようですが、死因な何だったのでしょうか?
今回は「鎌倉のシロナガスクジラの死因は?巨大地震や磁気嵐の可能性も調査!」と題して調査していきます。
鎌倉でシロナガスクジラの赤ちゃんが打ち揚げられた
鎌倉にクジラの死骸、シロナガスクジラの赤ちゃんと判明(TBS系(JNN)) – Yahoo!ニュース https://t.co/TEPTbuRVcu @YahooNewsTopics
— こまち (@Komachi36) August 6, 2018
神奈川県鎌倉市の海岸に5日、体長10メートルあまりのクジラが打ち上げられているのが見つかりましたが、国立科学博物館などによる調査で、シロナガスクジラのオスの赤ちゃんと判明しました。
世界最大の動物として知られるシロナガスクジラが海岸に打ち上げられたのが確認されたのは日本では初めてで、世界的にも珍しいということです。
クジラはすでに死んでいて、6日午後にも死骸を埋める作業を行うということです。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20180806-00000044-jnn-soci
鎌倉由比ヶ浜で日本で初めてシロナガスクジラが海岸に打ち揚げられたという今回の一件。
なんともかわいそうですが、10メートル以上あるのにまだ赤ちゃんだというのだから驚きです。
シロナガスクジラは大人になると20メートル以上、今まで発見されたものでの最大は全長34メートル強というのだからいかに大きい動物なのかというのがわかります。
体重は190トンにもなります。
今回の鎌倉由比ヶ浜で打ち揚げられたシロナガスクジラは体調10メートルくらいなので半分くらいの90トンくらいでしょうか。
クジラが海岸に死んだ状態で打ち揚げられると、気温が高い場合は内臓が腐敗してガスが発生し破裂(規模が大きいので爆発)してしまうので、早々に埋葬されるようです。
ですが、赤ちゃんといえどこのサイズの動物が死亡するというのですので、死因が気になります。
ですので、過去の事例を基にこの鎌倉由比ヶ浜海岸に打ち揚げられた、シロナガスクジラの死因を調査しました。
シロナガスクジラの死因を調査!巨大地震や磁気嵐の可能性
まずは少しこの鎌倉に打ち揚げられたシロナガスクジラの状態を見てみましょう。
※シロナガスクジラの死骸の動画となります。苦手な方は見ないで!
クジラの調査を担当している方によると、クジラの種類は日本では非常に珍しいシロナガスクジラで、子どもではないか、鎌倉でこの種類の漂着は明治以来の文献にも無いとのお話だった。 #鎌倉 #由比ヶ浜 pic.twitter.com/EGL8288bz1
— Vagabundo (@bosqueanaco) August 5, 2018
比較的きれいな状態で打ち上げられていますが、目の部分は皮膚がなくなり赤い筋肉が見られます。
自然界では動物を捕食する際に「柔らかい部分」から食べ始めることが多いので、もしかしたらこの赤ちゃんシロナガスクジラは沖合で亡くなったものが流れ着いたのかもしれません。
その間に小魚等に目の周りをつつかれた可能性が高いです。
このクジラの打ち上げは世界でも起こっており、多くの死因が謎となっています。
ここでは、その死因と考えられる要因を並べてみます。
鎌倉シロナガスクジラの死因①巨大地震
海外では巨大地震の後にクジラが海岸に打ち揚げられた事例があります。
ニュージーランド南島の海岸沿いに計600頭以上のゴンドウクジラが打ち上げられ、ボランティアの救助活動もむなしく、そのうち300頭余りの死亡が確認された。
大量のゴンドウクジラが打ち上げられたのは、同国南島北端のゴールデン湾フェアウェル岬。
ニュージーランド保全省(DOC)によると、今月10日朝の満潮時に416頭のクジラが浅瀬にはまり込んで動けなくなっているのが見つかり、そのうち250〜300頭近くはすでに死亡していた。
—中略—
ニュージーランド南島では昨年11月、マグニチュード(M)7.8の巨大地震が発生したばかりで、地元では地震とクジラの座礁について関係があるのではないかと懸念する声も上がっている。
引用元:http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/1/9/19044.html
巨大地震が起きたときに地磁気が乱れ、このシロナガスクジラの赤ちゃんが親と離れた可能性がありますね。
そういえば本日(2018年8月6日)の前日、インドネシアのバリ島でマグニチュード6.9の巨大地震が起きました。
死者も93人でています。
だいぶ日本から離れているようにも思いますが、地震の影響は海でどのようになっているかわかりません。
チリで起きた地震の津波が日本の東北にも及びますので、今回の鎌倉に打ち揚げられたシロナガスクジラも影響を受けた可能性は高いです。
鎌倉シロナガスクジラの死因②磁気嵐
磁気嵐とは太陽が放つフレアによって、大量の粒子が放出。そのせいで強い磁気の嵐が起き、地球上でも電化製品の故障等が起きる現象です。
地球は大気のおかげでその磁気嵐の影響は少なくて済んでいますが、それでも何らかの影響を我々の生活に残します。
海図も持たないシロナガスクジラがこの広大な海を渡っていけるのは、海流や磁場のおかげともいわれています。
この磁気嵐によってその繊細なシロナガスクジラのレーダーが乱れて、親とはぐれてしまった可能性もあります。
鎌倉シロナガスクジラの死因③プラスチックごみ
2016年1月26日にドイツのワッデン海国立公園にマッコウクジラが打ち揚げられました。
この時もすでに死亡しており、そのマッコウクジラの検視が行われました。
胃を解剖するとなんと、
大量のプラスチックや自動車部品など
が大量に飲み込まれていたことが判明。
最近日本でも西日本豪雨などで大量の家の残骸やゴミ(元はゴミではありませんが)が海中に流れたでしょう。
その西日本豪雨のものかはわかりませんが、この赤ちゃんシロナガスクジラが飲み込んだ可能性もあります。
今回は検視は行われないようなのでわからないかもしれません。
鎌倉シロナガスクジラの死因④他の巨大生物の襲来
今回の鎌倉由比ヶ浜に打ち揚げられたシロナガスクジラは、体調10メートルを超えるといっても生後何か月かの赤ちゃんです。
ですので、外敵の襲来を受ける可能性も十分にあります。
クジラを襲う巨大生物といえば
ダイオウイカ
ですね。
日本でもダイオウイカの発見で世間が賑わいました。
日本で記録されているダイオウイカの触腕を含めた全長を調査すると、6.5メートルもあるようです。
ダイオウイカ6.5メートル対シロナガスクジラ10mであれば、シロナガスクジラが負けないようにも思います。
しかし、クジラは哺乳類で肺呼吸です。
またダイオウイカにまとわりつかれたら、それを外すのは容易ではないでしょう。
結論鎌倉のシロナガスクジラの死因
今回のこの打ち揚げられたシロナガスクジラの死因は、複合的なものだと思います。
- まずは、巨大地震や磁気嵐で親シロナガスクジラとはぐれる。
- 次にダイオウイカなどの外敵に襲われるが逃れる。(目立った外傷がないため)
- 何とか逃げたものの赤ちゃんのため力尽きて海中で死亡。
- そのまま潮の流れで鎌倉由比ヶ浜に流れ着いた。
私はこのように想像してしまいました。
あなたはどう思いますか?
【追記】
2018年8月7日の朝のニュースでシロナガスクジラの死因について触れられていました。
神奈川県鎌倉市の由比ガ浜海水浴場近くの海岸で5日に漂着しているのが見つかったクジラの死骸は、シロナガスクジラだったことが6日、国立科学博物館の調査で分かった。同館によると、国内の海岸に打ち上げられたのは初。生態を知る貴重な資料になるとしている。死骸は体長約10メートルで生後数か月程度の子どもとみられる。一般財団法人日本鯨類研究所顧問で鯨類生態学が専門の加藤秀弘さんは「乳離れする前に母親とはぐれて餓死した可能性が高い」と指摘した。
地球最大の動物と言われるシロナガスクジラが漂着したのは、海水浴客でにぎわう由比ガ浜の西端。江ノ島電鉄長谷駅の南西約1キロだ。無残に力尽きた巨体を見ようと人だかりができ、多くの人がカメラ付き携帯電話で撮影した。
巨体とはいえ、生後数か月の子どもだ。重さは不明だが、加藤さんは「異常なほどにやせていますね。母親から乳をもらっていればこんな状態にはならない。数週間前に沖合ではぐれたのでしょう。食べ物がなくて死亡したのは、そんなに前ではないと思います。数日前ではないでしょうか」と推察した。
北半球のクジラの繁殖期は12月から1月。低緯度地方で約7メートルの幼獣を出産する。授乳期間は6~8か月。夏場はロシア東部のカムチャツカ半島からアリューシャン列島にかけての海域から餌のオキアミを求めて北極海へ向けて北上していくという。
「クジラは面倒見がいい方ですが、それでもはぐれてしまうことは珍しくありません。30%ぐらいは授乳中に死んでしまう。シロナガスクジラの個体数は減っていて、正確な調査もできないのですが、北太平洋には数千頭といったところでしょうか」
由比ガ浜のシロナガスクジラは6日午後2時ごろ搬入された重機で解体され、トラックに積み込まれた。今後は胃の内容物やDNA型などを調べた後、骨格標本にする方針。国立科学博物館で海棲(かいせい)哺乳類学の研究主幹である田島木綿子さんは「100年以上前の文献にはあったが、実際に国内でシロナガスクジラの漂着が確認されたのは初めて。あらゆる調査をして生態を探りたい」。世界的にも漂着は珍しい。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180807-00000082-sph-soci
授乳期だったので自分でエサが取れず餓死したという見解でした。
そうですよね、生まれてまだ数か月。哺乳類であるシロナガスクジラは「授乳期」という期間がありました。
しかし、そのはぐれた原因が何なのかはまだ謎です。
研究者の人は感激しているようですが、一般の方はその赤ちゃんシロナガスクジラの亡くなったときの心情に悲しみを感じています。
ここに研究者と一般の人の意識の差があるんだなと思いました。
シロナガスクジラの打ち揚げについてのネット反応
地震の前触れじゃなきゃいいけど…。
異常気象も関係してるのかな?
お母さんと離れて寂しかっただろうね。
天国でいっぱい泳いでね。
可哀想だと思う。
手厚く埋葬して欲しい。
可哀想だと思う。
手厚く埋葬して欲しい。
親とはぐれちゃったのかな。
丁寧に弔ってあげて欲しいです。
死骸見てニヤニヤしてるのってちょっと怖いね
シロナガスクジラの海岸打ち揚げまとめ
今回は「鎌倉のシロナガスクジラの死因は?巨大地震や磁気嵐の可能性も調査!」と題して調査しました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。